+buy(購入)について

ドミマニぷちに「Squireの+2buy強いよ!!!」とかドミマニにもbuyが強いので〜書いてあるのに、ドミマニでも、ZEROでも購入権の強さや獲得について大項目で書いてないなーって思ったので自分の考えを纏めるために書きます。

木ドミの怖い人達に怒られそうなので、これは個人的な見解だということを前置きした上で、間違えや言葉足らずが多いかもしれないから突っ込んでくれねーかなーと期待して書きます。


■buyは1ターンに1枚のみ

通常、1ターンにどれだけ上手く回してお金を出だせたとしても1ターンに1枚しか購入できません。
つまり、1ターンに50金、100金だそうが、購入できるのは1枚だけ。属州(植民地)1枚きりです。
だから、通常1ターンに産出できるお金は購入したい金量だけでるのがよく、属州場では9金以上でるデッキ、植民地場では12金以上出るのは無駄であると考えられます。

しかし、それはbuyが増えれば出すぎたお金でもう1枚別のカードを購入できるので無駄にはならなくなります。
逆に考えると、十分な金量がでないのならば、buyを増やす必要はない。ということになります。


■buyが増えると何ができる?

buyが増えると文字通り、購入できるカード枚数が増えます。
buy増えると何ができるでしょうか。

1.勝利点を大量に購入できる
2.デッキ成長に費やせるターンが増える
3.カードの独占ができる
4.コンボパーツを一気に集めることができる
5.勝利点を購入しながらお金、アクションカードを買うことができるため、デッキが弱くなりにくくなる
6.ゲームの終了タイミングを意図して起こしやすくなる
7.デッキカード枚数を増やす

他にも色々あるでしょうが、大体こんなところだと思います。

順番に考えていきます。

1.勝利点を大量に購入できる

ドミニオンの世界で一部の特殊勝利点以外はゲーム中役に立つことはありません。
つまり、勝利点を購入することが目的ですが購入するごとに自身のデッキは弱っていき、属州、植民地を購入することは難しくなっていきます。
デッキが弱ってきたら、銀貨、金貨を買い足すことになりますが、購入した銀貨、金貨を使用する前にゲームが終了してしまうかもしれません。
しかし、buyがあればずっとデッキ強化をし続け、最後だけ得点を買うようにすれば途中でデッキが弱ることなく、得点を買うことができます。

また、7金で属州が届かない場合でも公領、屋敷と公領だけ買うだけよりも勝利点を重ねることができます。
序盤はカード枚数が増えるので微妙ですが、終盤はこの差で勝つこともあるので無視はできません。

2.デッキ成長に費やせるターンが増える

4人戦であれば通常勝利するには属州3枚+公領2枚前後位になるかと思います。
場合によっては1人出遅れるため、属州4枚になるかもしれません。

ステロの代表格といわれる鍛冶屋で属州4枚+公領0〜2枚が平均14ターンで取れる。と考えると、
勝利点を購入するターンは6〜8ターン。残り8〜6ターンがデッキ成長に費やせるターンになります。

極端な話。1ターンで属州4枚+公領2枚を購入できれるのならば、それまではデッキを成長させることに割けるので、相手は鍛冶屋ステロなら13ターンはデッキ成長に割くことができます。
流石にそれは現実的ではないので、通常は属州2枚や属州+公領だったりで勝利点購入は3ターン程度。
残り11ターンをデッキ成長に費やせることとなり、鍛冶屋ステロと比べて3ターンデッキ成長に費やすことができます。


3.カードの独占ができる

サプライの中で人気のカードや、数をそろえたいカード、属州(植民地)はほとんどのプレイヤーが狙っているため、場合によっては1順する間に3枚なくなっているかもしれません。
そうなると、1種10枚しかないアクション(財宝)カードを集めるのに十分な数が集められないかもしれません。
しかし、+buyが増えれば他のプレイヤーより多くのカードを一気に集められます。
ただし、あまりにも人気が高い場合、+buyのカードを手に入れるのに1ターン。そのカードを使用するのは次のシャッフル後になり、その間に売切れてしまう可能性もあるので、他のプレイヤーの動向を見て本当に購入すべきか考える必要があります。
この場合、1回だけの起動では元は取れません。+buyカードを購入する1手、+buyのカードを使用して2枚購入で2枚。最低でも2回以上は起動する(4枚以上獲得できる)かどうかを考えて購入を考えるべきです。


4.コンボパーツを一気に集めることができる

例えば村-鍛冶屋だけの引ききりコンボを作るとして、最速で3-3と計6枚必要となります。*1

これらを1枚ずつ買っていくと揃えるのに6ターン。
鍛冶屋ステロは6ターン目終了時点で8金をだせるデッキ構成になっておりますが、コンボ側は引ききっても7金しか出ないため、属州は買えません。
それに、この状態で他のカードを購入するとやがて事故って何も購入できないターンができるため、まだデッキの成長にターンを費やす必要があります。

そこでbuyを増やすことによって村と鍛冶屋を同時に買うことができればデッキ完成も早くなり、鍛冶屋ステロと同じタイミング、もしくはそれ以上に早く勝利点を購入できるようになります。


5.勝利点を購入しながらお金、アクションカードを買うことができるため、デッキが弱くなりにくくなる

1.でも述べましたが、勝利点はゲーム中何にも役に立たないカードです。
なので勝利点のみを購入するとデッキは弱くなります。
が、buyを増やして属州を購入しつつ他のカードを買うことができるのなら、デッキの弱体化を軽減させることができます。


6.ゲームの終了タイミングを意図して起こしやすくなる

buyが増えるということは3山切れを起こしやすくなります。
属州切れはある程度全員が起こすことができますが、3山切れはbuyがある人でないと中々意図的におこすことはできません。

ゲームの終了タイミングを起こすのが自分しかできないのであれば、自分が1点でも多く点を持っている。もしくは買いつつ、ゲームを終了させれば勝利できるのため他のプレイヤーに対して大きく有利な状態になります。

7.デッキカード枚数を増やす

これまでとは少し毛色が異なりますが庭園とか、賢者の石とか、とにかくカード枚数を増やすために購入権を増やす。ということもあります。
buy同じなら全員が同じ強さですが、増えればそれだけ有利になります。
幸い、銅貨は0金で購入できるのですから。増やせば増やすほどそれらは強くなるでしょう。

また、会計所のように銅貨を増やすため購入するなど特定のカードだけ増やす目的で購入することもあります。



まとまってないまとめ

前提として、十分な金量がないと十分な力が発揮できない上に明確なプランがないと使いこなすことはできないとはいえ、条件さえ満たせれば1枚挿すだけで回りと差をつけられる。
ってのが、+buyの効果かなと思います。
特に、終盤の点数購入で1ターンに2枚購入は大きいです。
しかし、そのためだけに購入するとデッキがゆがんでしまう可能性もあって判断が難しいものであります。
それだけに、使いこなせれば強くなれるんだろうなと思いつつ、いつも振り回されてしまうのでした。

*1:村-鍛冶屋の1セットで4枚ドロー。初期手札は5枚。3セットで12枚なので最短3セットあれば引ききりができる。